
さて、第25回の今日は、条件分岐の記述方法(if文編)です。
条件分岐(if文)
条件分岐とは
ある条件を設定しその条件を満たしているか否かによって処理を分ける手法のことを「条件分岐」と呼びます。
通常、スクリプトは上から順番に一本道の処理を行うだけですが、この条件分岐を使うことで、複数パターンの処理を設定できます


条件分岐では「条件を満たすか満たさないか」によって処理が分かれるため、条件設定が非常に重要です

条件を満たす場合をtrue(真)、満たさない場合をfalse(偽)といいます。
条件には「値が大きいか小さいか」または「等しいか等しくないか」などを設定することが多く、この値同士などを比較するために「比較演算子」を使用します。
主な比較演算子

if文
条件分岐にはいくつか種類がありますが、最も一般的なのがif文です。
ifは日本語に訳すと「もし〜ならば」ですが、プログラムにおいても「もし設定された条件を満たすならば」という意味を表します。
if文の記述方法
条件分岐の中で最もシンプルなif文の場合、「条件を満たした場合(true)の処理」のみが指定でき、「条件を満たしていない場合(false)の処理」を指定することはできません。
if(条件){
条件を満たした場合の処理
}
例
if(studentScore >=80){
trace("合格");
}
この例では、変数studentScoreの値が80 より大きいか等しい場合(つまり80 以上の場合)に、「合格」と出力します。この条件を満たさない場合(つまり80 未満の場合)、何も行わずif文の処理を抜けます。

次回は、「条件を満たしていない場合(false)の処理」を設定することができる、else文を説明します
