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電子文書の標準フォーマットとして世界中から高い信頼を得ている[ Adobe PDF ]。そして、ビジネスプロフェッショナルのニーズに応える[ Adobe Acrobat 7.0 Professional ]は、パワフルな機能で安全/確実/スピーディーな情報のやり取りを実現します。
今回は、前回の[ セキュリティーポリシーの活用方法 ]で作成したセキュリティ設定を使用し、[ カスタマイズしたセキュリティポリシーをAdobe PDF文書に適用する方法 ]についてご紹介します。
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[ カスタマイズしたセキュリティポリシーをAdobe PDF文書に適用する方法 ]
[ Adobe Acrobat 7.0 ]では、統合されたユーザーインターフェイスにより、高度なセキュリティ設定が簡単に行えるようになり、社外秘や機密事項などの重要文書は、セキュリティ機能を使用することによって安全に取り扱えます。
セキュリティ設定をカスタマイズし、セキュリティポリシーとして、名前を付けて保存することにより、一度設定すれば、簡単にAdobe PDF文書にセキュリティを設定することができます。
※セキュリティポリシーとは
セキュリティの詳細設定をセキュリティポリシーとして管理できます。パスワード及び公開キー証明書によるセキュリティポリシーを作成すると、各文書のセキュリティ設定を変更することなく、複数の文書に同じセキュリティ設定を再利用できます。パスワード及び証明書によるセキュリティポリシーは、ローカルコンピュータに保存されます。
< 方法 >
1.[ Adobe Acrobat 7 Professional ]を起動します。
2.ツールバーの[ セキュリティ ]ボタンをクリックし、[ セキュリティポリシーを管理 ]を選択します。
3.セキュリティポリシーを作成すると[ 優先マーク ]がつきます。

優先されたセキュリティポリシーは[ セキュリティ ]ボタンをクリックすると一覧表示されますので、希望のセキュリティポリシーを選択します。

4.[ 新しいセキュリティ設定の適用 ]ダイアログが表示されますので、確認して[ はい ]をクリックします。

5.セキュリティポリシーの設定状況に応じて、必要事項を入力(パスワードの入力など)して[ OK ]をクリックします。

6.セキュリティポリシーの設定状況に応じて、再度必要事項を入力(パスワードの入力など)します。


7.設定が完了したら、[ ファイル ]から[ 名前を付けて保存 ]より保存します。
※セキュリティはファイルを保存するまで適用されません。
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[セキュリティポリシーの管理]
@【セキュリティポリシーの編集】
ポリシーを選択後、[ 編集 ]ボタンをクリックします。[ ポリシーの編集 ]ダイアログが表示され編集が行えます。

A【セキュリティポリシーの削除】
ポリシーを選択後、[ 削除 ]ボタンをクリックします。警告を確認し、[ はい ]をクリックします。
※削除してしまうとそのセキュリティポリシーを使用しての「文書の保護」ができなくなります。また、「削除」実行後は元に戻す事はできませんのでご注意下さい。

B 【セキュリティポリシーの優先】
ポリシーを選択後、[ 優先 ]ボタンをクリックします。
※ 「優先」を解除する場合には再度「優先」ボタンをクリックします。

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金像 瑞穂(コンゾウ・ミズホ)
マルチメディアコンテンツ・クリエイター/インストラクター
アドビシステムズ・認定インストラクター
媒体を問わず、アドビ製品から旧マクロメディア製品まで
縦族無尽に使いこなし創作活動を行う。豊富な経験、
アプリケーションの知識、そして、分かりやすく
軽妙なのにも関わらず熱心なトークで講師としても
引っ張りダコで、北や南と走り回る日々。