アドビ史上最大のリリース、
Adobe Creative Suite 3(CS3:アドビ クリエイティブスイート3)の全貌が発表されました!
■Adobe Creative Suite 3(Adobe Systems)■Adobe Unleashes Creative Suite 3 Product Line(Adobe Systems Press release)・・・えーっと、
ブラクラですか?すみません、ちょっとこのピエロはいかがなものかと…

気を取り直して、
■Creative License(Adobe Systems)このページで、Flashパワー魅せまくりの各プロダクト解説が見られます。3Dのルービックキューブが回転しますよ。かっこいいな〜。
■Adobe、Creative Suite 3を発表(ITmedia News)■アドビ、マクロメディア製品を統合した「Creative Suite 3」を発表(Computerworld.jp)Creative Suite 3では、アドビ製品とマクロメディア製品の連携を図るとともに、製品ラインの重複が取り除かれている。例えば、「Photoshop」のレイヤを直接「Flash」にインポート可能になり、最初に全レイヤを完全な画像にしなくても操作できるようになった。これまでは、全レイヤを一挙にインポートする必要があり、そのために膨大な時間がかかっていた。
また、Creative Suite 3のWebデザイン・バージョンでは「GoLive」が「Dreamweaver」に置き換えられている。これは、顧客がマクロメディアのツールを支持したためであるという。ちなみに同社は、GoLiveについても引き続きスタンドアロン製品としてアップデートする予定だ。
GoLive(ゴーライブ)さんがスイートの仲間から卒業しました…。
気になるプロダクトはてんこもりですが、

が一番気になっているのがPhotoshop CS3 Extended(フォトショップCS3拡張版)です。
■Adobe Photoshop CS3 Extended(Adobe Systems):フォトショップCS3拡張版これまじですかっ!ホントにこんなにうまくテキスチャ貼れるのは、すごすぎませんか!?これは今すぐほしい!
そのほか、プロダクトが満載過ぎて正直見尽くせません。簡単にさささっとご紹介。ちなみに解説はすべて

の足りない知識&超訳ですので、間違っていたら申し訳ありません。
■Adobe Photoshop CS3(Adobe Systems):フォトショップCS3こちらはPhotoshopのスタンダード版。「Smart Filters(スマートフィルター)」によって、スマートオブジェクトのように元画像を変更させずに、各種フィルターを適用できます。これで元レイヤーをとりあえずコピーしてキープしておく、といった手間がなくなりそうですね。レイヤーの組み合わせかたによる確認作業も簡単にできそうです。
■Adobe Illustrator CS3(Adobe Systems):イラストレーターCS3kulerでおなじみの「Live Color」が搭載。個人的にはツールバーなどの進化が見逃せません。
■Adobe InDesign CS3(Adobe Systems):インデザインCS3エフェクトが多数増えたようです。CS3のキーワードのひとつかもしれない「XML」のエクスポートなどもありますね。
■Adobe Flash CS3 Professional(Adobe Systems):フラッシュCS3 プロフェッショナルPhotoshopやIllustratorとの親和性が高まりました。もちろんActionScript 3.0(アクションスクリプト3.0)や進化したデバッガなど、山ほど話題がありますので、Flashはまた別の記事でご紹介します。
■Adobe Dreamweaver CS3(Adobe Systems):ドリームウィーバーCS3最大の目玉はもちろん、
Spry framework for Ajax(スプライ)の簡単作成機能です。これでユーもアジャックスしちゃいないよ!(←「エイジャックス」です)CSS関連もさらにパワーアップされたようですね。
■Adobe Contribute CS3(Adobe Systems):コントリビュートCS3Dreamweaverに合わせて、ContributeもCS3にバージョンアップ。…なんですが、Contribute 4からの新機能は、IntelMacやVista対応などでちょっと少なめ。しかし日本語版は3まででしたから、大幅なバージョンアップといえるでしょう。3に関しては、
Contribute 3(コントリビュート3)とは?をご覧ください。
■Adobe Fireworks CS3(Adobe Systems):ファイアーワークスCS3Photoshopとの差別化がどうなるか注目のFireworksですが、デザイン初心者のかたでもサクッとWebデザインを作成できるツールとして、Web Standard / Premiumにバンドルされています。PhotoshopやIllustratorとの親和性も高まりました。さらに、「RIA layout prototyping」として、RIA用のレイアウトをFireforksで作成し、そのままFlex(フレックス)で利用できるようです。
■Adobe Acrobat 8(Adobe Systems):アクロバット8こちらはすでに発売中のAcrobat 8です。詳細は
インストラクターが語る、Adobe Acrobat 8(アクロバット8)とは?をごらんください。
■Adobe After Effects CS3(Adobe Systems):アフターエフェクトCS3「とりあえずエフェクトをドラッグ&ドロップするだけで、超クールなビデオが作れるビデオ編集効果ソフト(もちろん慣れればさらに感涙もののビデオが作成可)」のAfter Effectsですが、Photoshopとならびこちらも

お待ちしておりました!「Text and vector graphics creation and animation」「Timesaving tools」「Powerful motion controls」などなど、見ただけですごいことになっています。バージョンアップの期間がほかのソフトより短かったためか、見た目は7とほとんど同じですが、中身はグレードアップのようです。
■Adobe Premiere CS3(Adobe Systems):プレミアCS3ビデオ編集ソフトのスタンダードPremiereですが、Blu-ray(ブルーレイ)対応やパネルの改良などアップグレードされています。
■Adobe Soundbooth CS3(Adobe Systems):サウンドブースCS3こちらは新登場のサウンド編集ソフト、Soundbooth。古くからのMacromedia(マクロメディア)ファンであれば、「Sound Edit Pro…16…懐かしい…」と思われるかたもいらっしゃるかもしれません。今風のインターフェース、機能、ビジュアライザーを搭載して登場です。「Animation cues for Adobe Flash」として、
「export them as XML or in FLV. Access」できるのはCS3パッケージングならではですね。
■Adobe Encore CS3(Adobe Systems):アンコールCS3DVD制作&書き込みソフトEncoreです。Blu-ray対応はもとより、SWFパブリッシュやスライドショーエディターなど、こちらもパワーアップしています。
さらに、CS3になって進化したツール、新しいツールも追加されています。ものによっては特定のバンドルに付属、Windows版のみとのことです。
■Adobe Version Cue CS3(Adobe Systems):バージョンキューCS3バージョン管理ソフトのVersion Cue。ファイル管理機能がパワーアップ。
■Adobe CS3 Bridge(Adobe Systems):CS3ブリッジおなじみBridgeですが、新機能はちょっと地味な感じです。しかし「This is a huge step forward for Bridge」となっていますので、おそらく使い勝手が大幅に向上してそう。気になるところは「Real-time, interactive web meetings using Adobe Acrobat Connect」で、Acrobat ConnectをBridgeから直接起動できるようです。オンラインミーティングをしながらフォトを選んで…のようなシチュエーションがあるのでしょうか。
■Adobe CS3 Device Central(Adobe Systems):CS3デバイスセントラルFlash Lite(フラッシュライト)のエミュレータや各種モバイル関連のプレビューを、PC上でもテストやデバッグできるようです。対応しているプロダクトと「セントラル」の名のとおり、統合かつ統一化されたモジュールとなるのでしょう。
■Adobe Stock Photos(Adobe Systems):ストックフォト100万点を超える画像ファイルを検索&購入できるStock Photos。
■Adobe Acrobat Connect(Adobe Systems):アクロバットコネクトSATTでも大プッシュ中の、
Adobe Connectファミリーのひとつ、Adobe Acrobat Connectが付属するようです。これはどういった形で提供されるのでしょうか。日本語版ではどうなるのかな…。
■Adobe Dynamic Link(Adobe Systems):ダイナミックリンクAfter EffectsやPremiereのコンポジションを、中間データぬきで直接リンクできる機能でしょうか。AEのエフェクト付きコンポジションを直接Premiereに持って行ける、と。
■Adobe OnLocation CS3(Adobe Systems):オンロケーションCS3Adobe DV Rackの新バージョン。ビデオ撮影中の映像を、ディスクへ直接記録およびモニタリングできるソフトウェアとのことです。
■Adobe Ultra CS3(Adobe Systems):ウルトラCS3After Effectsなどのビデオツールで、キーイングできるソフト、Ultraの新バージョン。統合化されたインターフェースが使いやすそうです。あと、すぐに使えるバーチャルスタジオがライブラリされているようです。ちゃんと影や反射に対応するようですね。
書いていてなんですがすごいボリュームだ…。
CS3で作られたコンテンツのプラットフォームは
Apollo(アポロ)に集約されていくことはほぼ間違いでしょうから、Webの歴史が一新されるかもしれません。
アドビ自身が「過去25年の中で史上最大のリリース」と明言しているだけあって、完全に「次世代」が見えるプロダクトです。これは発売が楽しみですね。
CS2とは違うよ。全然違うよ。自分でもびっくりしてるくらい。英語版の発売は4月以降を予定、日本語版のスケジュールが気になるところです。
ちなみに今回の記事のタイトルは、くしくも同じ日にサプライズ発表を行った高田延彦PRIDE統括本部長にかけております。(2007年5月8日追記):CS3日本語版発表されました!詳細はAdobe Creative Suite 3(CS3:アドビ クリエイティブスイート3)日本語版 発表にて。
■Adobe Creative Suite 3 オーバービュー:新登場CS3はこうなる!(m-School)
■ソフトウェア販売:CS3シリーズ販売中!(m-School)