前回:
わかりやすい何か、 (その2)文章アナログチェック
今回、たいちょ個人としておすすめするのは、Justsystem(ジャストシステム)から発売されているATOK 2006です。かなり前からシリーズを愛用していますが、ATOKであれば文章を書くのは3倍ぐらい速くなりますね。文章を執筆される方、Webマスターの方にはもちろんですが、普通にメールを書くだけでも作業効率が全然違うと思います。
いろいろ機能は多いのですが、使えばわかる必須機能をあげてみます(たいちょのATOKは別途購入の辞書をいくつかインストールしているので、もしかすると標準と動作が違うかもしれませんのでご注意ください。正確な詳細は、Justsystem(ジャストシステム)社のサイトでご確認ください)。
推測変換
この機能と後述の【連想変換】があるだけで、ATOK最強と言っても過言ではありません。
この機能は、一度打ち込んだ文章を自動的に記憶して、次回同じような文章を入力しようとすると、ATOKが『以前に同じ文章が入力されたから、今回もそれだろう』と推測し、候補として表示してくれます。
たとえば「ドリームウィーバー」と入力、変換、確定して、もう一度入力しようとすると、「どり」まで打ち込んだ時点で「ドリームウィーバー」が候補にあがります。ここでシフトキー+エンターキーを押すと、「ドリームウィーバー」で確定されます。入力途中で全文を一気に確定できるので、キータッチ数が大幅に減りますね。タイプミスも低減します。
この推測変換、いちいち単語登録とかしなくてもどんどん記憶しますので、本当に楽々です。だいたい単語登録なんて、「名詞サ変」とか「カ変動詞」とか、わかるかそんなの!って感じですよね。
連想変換
たとえば「学校」と入力して連想変換を行うと、「学園」「教えの庭」「杏壇」「学問所」... と、学校に関連している(連想される)単語が一覧表示されます。ボキャブラリーが尋常でなく増えるので、表現豊かな文章に。つい同じ言葉を繰り返してしまうことも、なくなりますね。
実用的なものだけでなく、普通に見ているだけでもおもしろいです。例として「恋」で連想変換すると、「メロメロになる」「あなたのためなら、たとえ火の中、水の中」「フォール・イン・ラブ」「恋の炎に身を焦がす」「タイプだ」などなど、300近い候補が出ます。
専門辞書
広辞苑などの辞書を購入すると、変換中の単語の意味がすぐにチェックできます。いちいちアプリケーションを起動することなく、入力中のままシームレスに確認できるのがいいですね。購入するなら、はじめから辞書がパッケージになっている『電子辞典セット』がおすすめです。
カタカナ入力で英語に変換できる
カタカナ英語を入力すると、アルファベットに変換してくれます。
一例として「ストロベリー」とカタカナを入力すると、変換候補に「Strawberry」が出てきます。わざわざ英和辞書を調べる必要がありません。地味ながらかなり使える機能です。辞書を揃えれば、「イチゴ→Strawberry」と英訳の変換も可能です。もちろん上記の「専門辞書」もすべて連動しますので、ストロベリーが“愛の女神の象徴”だったことを知ることもでき、うんちくが増えます。
校正機能
「起きれた(ら抜け表現)」など、おかしな文章を入力すると警告が出ます。「シュミレーション」などの間違いも指摘してくれます(正しくは「シミュレーション」)。
また「NHK新用字用語辞書」などを追加することにより、一般的に使用を避けるべき単語も注意してくれます。たとえば先ほど「うんちく」と書きましたが、「蘊蓄」と変換した時点で『その言葉はひらがなにしたほうがいい』と注意してくれます。さらに、適切な変換候補も列挙してくれるという、至れり尽くせりのソフトです(ちなみに『うんちく』は「知識」「深い知識」「学識」などの候補が出ました)。
というわけで、正直ATOKがないと仕事になりません。昔のIMEは変換精度や速度などを重視していましたが、たいちょの入力スタイルは「短い文節ごとに変換」なので、それほど重要ではなかったりします。実際問題、打ち込んでいる時間よりも「文章を考えている時間」の方が長いわけで、上記のような『思考のサポート』機能こそ、もっとも大切なところではないでしょうか。